地面に染み込んだ水分の量を計測する土壌水分計

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地面に染み込んだ水分の量を計測する土壌水分計


土砂災害の防止にも繋がる



最近の日本は災害が多発しています。特に水による災害はかなり多いと言えるでしょう。2011年に発生した東日本大震災では、津波によって大きな被害を受けました。その後も台風やゲリラ豪雨、長雨などで土砂崩れなどが頻繁に発生している状態です。土砂崩れが発生する原因というのは、雨によって地中に染み込んだ水分量が多いから地盤が緩くなって崩れるのです。特に近年の日本は自然破壊が目立っています。森林の伐採や山の切り崩しなどを頻繁に行っていることも、災害が増えている理由です。

では、全く土砂災害を防ぐことができないのかというと、完全に防ぐことはできませんが、予測をして避難するぐらいのことはできます。その方法の1つが土壌水分計を使うことなのです。土壌水分計というのは、地中に染み込んだ水分の量を計測する気象観測装置の1つですが、水分量が多くなった場合には、周辺住民に警戒を促すことができるのです。このような対策を行うことで、災害の被害を減らすことができます。そのためにはどれぐらいの水分量になると危険なのかを知らないといけません。

そのために専門家がいるのですが、一般の人で知っている人は殆どいないでしょう。だからこそ天気予報や気象庁のホームページなどで、雨が続いているときや、強い雨が降ったときには情報収集をしないといけません。本来酷い雨が降った場合には、市町村が対応をするべきなのですが、対応しない場合が多いので、自ら情報収集をすることが大切になるのです。ちょっとした手間をかけるだけで、災害から救われるケースも少なくはありません。



土壌水分計はどう活用するのか



土壌水分計はどのように活用されているのかというと、もちろん災害時の被害を事前に防ぐために、大雨が降った場合や長雨が続いた場合などに定期的にチェックを行います。一応気象観測装置の1つなので、情報番組などでも専門家や天気予報士などが詳しく解説していることがあるでしょう。このように正確な情報を伝えるためには、土壌水分計の存在は欠かせないと言っても過言ではありません。では、被害を防止するために使用する以外の活用方法はないのでしょうか。

他にも農業や園芸などでも使用されています。自宅で趣味として園芸を行っている場合には使用されることはまずありません。しかし、園芸のプロや園芸店を経営している人、園芸店に植物を卸している業者などでは使用されている場合もあるでしょう。なぜ園芸のプロなどが使用するのかというと、一般の人が趣味として植物を育てるのであれば、万が一枯らしてしまっても生活に影響が出ることはありません。しかし、プロの場合には生活に影響が出てしまうので、このようにしっかりと管理しているのです。

園芸家だけではなく、農業を営んでいる人も土壌水分計を使用することがあります。やはり農業も天気の影響を受けやすいですし、雨が大量に降れば農作物が流されてしまうこともありますし、腐って食べられなくなってしまうこともあるでしょう。このような事態になっても、一切日本政府は支援を行わないので、土壌水分計などを利用してしっかりと管理する必要があるのです。水分量が多すぎてもいけませんし、逆に少なすぎてもいけないので、水の量が少ないのではと思ったときにも使用できます。



いろいろな種類が存在している土壌水分計



土壌水分計というのは、1種類しか存在していないというわけではありません。複数の種類が存在しているのですが、どのような種類があるのでしょうか。安い値段で購入できる物であれば、簡易土壌水分計という種類を使用することが多いでしょう。数千円台で購入することができるので、かなりお手軽に手に入れることができるのです。センサーになっている棒状の部分を土壌に差し込み、メーターで測定する物なので、誰でも簡単に使用することができます。

また、テンションメーターという種類の土壌水分計も存在しているのですが、簡易型のメーター部分は資格になっているのに対して、テンションメーターの場合には、メーター部分が丸になっているのが特徴です。測定部分の延長が可能になっているので、比較的深い部分まで測れることから、購入すると1万円前後する場合が多いでしょう。他にも電気抵抗式の土壌水分計も存在しているのですが、このタイプはかなり高価になっているので、専門家向けだと言えるでしょう。

この他にも土壌水分計というのは存在しているのですが、どのような目的で使用するのかによって、どの種類を選ぶのかも変わってきます。最近はインターネットが発達しており、個人でも簡単にオンラインショップが利用できるため、土壌水分計であっても気軽に手に入るようになりました。そのため、昔に比べて個人で保有している人も多いでしょうが、それでも気象関連の機関や企業、農業や園芸関連の事業を行っている人の方が所持している人の人数は多いでしょう。最近では土壌だけではなく、木の水分をチェックする機械も存在しているのです。

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