天候に左右されにくい超音波風速計は重宝されている

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天候に左右されにくい超音波風速計は重宝されている


天候の影響を受けにくい



風速計は比較的天候の影響を受けやすくなっているのが特徴です。特に雨や雪の影響によって、風が正確に測れなくなる場合もあるのですが、近年は技術力の発達により、天候に左右されずに風速を測れるようになってきています。そんな中でも特に天候の影響を受けにくくなっているのが超音波風速計と呼ばれている種類です。日本は雨が多くて湿度の高い国なので、少なからず雨や湿気の影響を受けてしまうことが多いでしょう。

通常の風速計の場合、プロペラが回転することによって風速を測れるようになっているタイプが一般的なので、風だけであればともかく、雨が降れば水滴がついて劣化が早くなってしまう場合もあるでしょう。場合によっては風が強くて落ち葉などが絡まってしまうケースもあります。寒い季節になれば雪が降るので、凍結してプロペラが回転しない場合もあるでしょう。このようなトラブルは、やはり避けては通れないと言えます。

しかし超音波風速計を使用することで、このようなトラブルを防ぐことができるのですが、超音波風速計にはプロペラのような稼働パーツが用いられていないのです。だからこそ天候の影響を受けにくいと言えるでしょう。それならどんどん超音波風速計を導入すればよいと考えるでしょうが、一般的な風速計に比べて価格が高くなっているのが特徴です。やはり価格が高ければ、導入するのが難しくなってしまうでしょう。

このような最新技術を用いている製品というのは、時間が経過すれば徐々に安くなってくるのが特徴です。しかも技術力も上がってくるので、どんどん進化していく可能性も十分にあるでしょう。そうすれば新しく導入することも可能になるので、今後は超音波風速計がたくさん導入されてくる可能性も十分にあります。現在ではいろいろな会社が製造販売を行っています。



メンテナンスの回数が格段に減る



風速計も人が作った製品なので、定期的にメンテナンスを行う必要があります。しかし、風速計は他の気象観測装置に比べると、メンテナンスの頻度が多くなる傾向にあるのです。それに対して超音波風速計を使用していれば、メンテナンスの回数をかなり減らすことができるようになります。よく風速計を取り扱っているサイトや、風速計の製造を行っているサイトには、超音波風速計を用いればメンテナンスフリーと書かれていることがあるのですが、基本的に全くメンテナンスをしなくて良いということはありません。

一般的な定期点検に比べれば格段に回数は減るのですが、全く行わなくて良いということはないのです。そのため、定期的にきちんと動いているのか、故障はしていないかなどの確認作業は必ず必要になります。これだけ定期的に行っておけば、整備などを特に行わなくても大丈夫なタイプが多くなっているのです。天候の影響を受けにくくなっている時点で、このようにメンテナンスが非常に楽になるということがわかっている人も多いでしょうが、比較的メンテナンスという作業は大変です。

この作業を減らせることで、労力がかなり減ると言っても過言ではありません。しかも1つの機械で風の強さだけではなく、風の向きまで測定できるタイプも多いので、かなり重宝するでしょう。もちろん超音波風速計も1種類しか存在していないというわけではないので、複数存在していることから多少性能なども異なっています。



超音波風速計にも複数の種類が存在する



一般的な風速計にもいろいろな種類が存在しているように、超音波風速計にも複数の種類が存在しています。主な種類としては、2軸型、3軸型、水平3軸型となっています。どの種類を使うのかはその人次第ですが、それぞれ見た目に特徴があるものの、測定方法にそれほど大きな違いがあるというわけではありません。どのタイプであっても、風速と風向の両方を測定できるのが一般的ですが、もちろん異なっている点もあります。2軸型は3軸型に比べて、強い風速であっても測定できるのが一般的です。

3軸型は風速50メートルぐらいが限界なのに対して、2軸型の場合には風速70メートルを超えるような風であっても測定できるタイプも存在しています。もちろん同じ種類であっても、製品によって測定できる数値が変わってくることもあります。最近は軽量のタイプも存在しているのですが、軽量のタイプは取り扱いがとても楽になっている反面、測定できる風力が若干低くなっているのが特徴です。

さらには大型のタイプもあれば、小型のタイプも存在しているのですが、2軸型の方は小さなタイプが一般的なのに対して、3軸型は比較的大きなタイプが多くなっています。このように超音波風速計にもいろいろなタイプが存在しているのですが、個人で購入する人はほとんどいないでしょう。通常は気象関連の施設や業者の人が購入する種類となっています。まずはどのような種類があるのかを知っておくのがよいのですが、インターネットでもどのような種類があるのか簡単に確認できます。

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