天気予報で見る降水確率とは一体何か

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天気予報で見る降水確率とは一体何か

天気予報と降水量



天気予報を知らないという人はいないでしょう。明日の天気は知らなくても、どこかで活用していることがあるはずです。それほど身近な気象予報のひとつですが、いろいろと知られていないことがあるのも間違いのないことです。そのひとつとして、降水量という指標があります。あまり意識してみているものではありませんが、生活に重要な数値であることは間違いないでしょう。

では、いったいどれぐらいの量なのか、はっきりと認識できている人はごくわずかな人でしょう。明確な数値ではあっても、把握しにくい部分を持っているといえるでしょう。降水量ということで見てみると、量を深さにおきかえてみるとわかりやすくなります。雨が降った量を0.5mm単位で深さとして捉えているからです。なぜ深さなのかといえば、大気から地表に落ちてくる水が雨であり、これを量として計っているのが降水量です。計測器を使い一定時間のうちにどの程度の量が降ったのかを水に換算して、単位体積単位当たりどの程度だったのかを計算したものを見ているといえるでしょう。

ですが、これだけではよくわからないということも出てきます。計測するために、雨量計を使っていますが、降水量として水に換算しているということもポイントになってくるでしょう。雪や雹といったものは、そのままでは降水量ということで一元的に計算することができません。そこで、水に換算していったいどれぐらいなのかを計算する必要があります。だからこそ、物質としても水として計測しなければいけません。細かく分けるのであれば、天気予報を見た時に雨の場合には雨量、雪の場合には降雪量として区別されます。雪はヒーターを使って溶かして測定することもあります。凍結することで体積膨張を起こしている雪とは大きな違いが出てくるからです。降雪深を測定しているのも、積雪量と降水量は違いがあるということになるでしょう。



量ではなく深さであるという意味



天気予報の降水量の違いが判ってきても、いったいどんなことかはこれでは判断できません。降水量は、0.5mm単位で計測することになりますが、地面にしみこんでしまっては正確な量はわからないでしょう。そのため、染み込まない状況を作って、いったいどの程度の深さになるのかを知ることが重要となってきます。

例えば、天気予報を見て、降水量が10mmだったとします。単位体積当たりということを考えると、10cm四方のますにたまった10mmと1m四方の10mmでは大きな差ができてしまいます。

ですが、深さとして考えれば、どちらも同じ10mmです。ここで降水量という名前を考えてみると見えてきますが、量なのではなく深さであるということがわかることでしょう。染み込まないということも重要です。ここに実際の雨との差が生まれてきますが、1mm溜まる雨が降ったとしても、地面に吸い込まれてしまえば気が付くことはないでしょう。なぜならば、深さ1mmのはずでも、もうそこには存在しないからです。これが、実際の降水量と感じ方の違いといえます。雨も降っていることに気が付く量ですし、10分間傘もささずに外にいれば、かなり濡れてしまうことになるでしょう。0.5mm単位で計測することになりますが、これを時間で計測します。永遠に計測してしまえば、深さはどんどんと増していってしまうでしょう。蒸発したとしても、どんどん累積していくことになり、一定の数値を求められなくなります。そこで、時間ごとに計るようにしているため、日付を区切りとして24時間の降水量を日降水量と呼び、もっと細かくいつ降ったかがわかるようにしたのが、任意の24時間で測る24時間降水量です。これでもはっきりとしないため、1時間降水量を計測しているということになります。



天気予報で見る降水確率との関係



天気予報に出てくるような降水量を知るためには、雨量計を置くことです。雨量を計測できる装置であり、センサーを置くことで、屋内でディスプレイできます。口径には、日本の規格が20cmというところも重要でしょう。

この大きさのものにすることで、正確な数値を引き出していくことができます。強風でも倒れないように設計されているものもありますので、うまく活用することも必要になってきます。こうした降水量を天気予報で見ると、降水確率との関連も出てくるでしょう。何パーセントといったことが出てきますが、これは100回予報を出したらどれぐらいの確立で雨が降るのかということです。雨量計で1mm以上の雨が検出できるという意味になるでしょう。

降水確率が高いと大雨になるように見えますが、これは大きな間違いです。ですから、雨量計に100mmもの雨が必ず記録されるというわけではありません。1mm以上ですので、どのぐらいの量が降るのかはわからないということです。実際に降水の定義とは、雨量計で1時間当たり1mm以上となるため、0.9mmであった場合には、降らなかったとなってしまいます。こうしたことも知っておくと、天気予報の見方も変わってくることでしょう。

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