日本の気象観測を支える感雨計の役割を知って活用しよう

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日本の気象観測を支える感雨計の役割を知って活用しよう


気象観測に欠かせない



百葉箱に気象用機器を設置した簡易雨量計を使う場合は定刻に目視が必要であり、大雨が降って計測不可となってしまう不便さがありますが、一年を通じてのデータをまとめていると、天候の様々な変化を見る事ができるおもしろさがあります。気象観測機器を専門に扱う業者では、しっかりとしたデータの元に検知してくれる最新機器を多く見る事ができます。多くの雨量計は感雨センサー対応であり、雨が降り始めと降り終わりの検知ができますから、簡単に一定時間内に降った雨の量を検知できますし、まずます高性能な気象観測が期待できます。

気象観測キットの中にも感雨計と一体型のものがあり、気象観測に無くてはならないものです。特に雨量をはかりたい時はなるべく広々としていて、周辺に建物や木々などがない高原のような環境が必要になってきますが、風が吹いていると落ち葉やゴミなどが雨を受け入れる窓口につまってしまう事があり、計測のさまたげになってしまう事もあります。そのような時に感雨センサー機能付きの感雨計があれば、掃除をするまでのロスを減らせます。自然災害にたびたび襲われる日本では、こうした高機能な観測機は重宝します。

同様に異常水位を検知して早急に水害から身を守るために、貯水池管理システムとの連携で水位を見守る必要があります。この時にも感雨計は大いに役立っています。いわば日本の気象観測における縁の下の力持ちという事です。高機能で信頼できる雨センサーを手に入れたければインターネットでの購入が可能ですし、国内でのメーカーでもより優秀なアメリカ産のものを手軽に購入できる場合もあります。個人でも最低限の電気設備を持つ観測機を手作りできるキットなども売っていますが、やはりメーカー製の方が安心です。



水位計にも導入



感雨計は感雨機または感雨センサーとも呼ばれ、雨の降り始めと降り終わりを検知して発信機器を経由して知らせる気象観測必需品です。単独で市販されている事もありますが、水位計や降水量計と連動しているものも多く、脇役で活用される事がほとんどです。一般的な気象観測機器が正常に機能するために開発されました。気象観測の主流はやはり雨量計・乾湿計・水位計・温度計などになりますが、これらは野外に設置される事が多いですから、どうしてもゴミや枯れ葉からの阻害を避ける事ができません。適度に掃除が必要ですが、常時人間が密着しているわけにもいかず、感雨計に頼る事になります。

特に昨今の度重なる自然災害による河川の氾濫が、深刻な人家への被害を生んでしまっている環境では、目視だけにたよる水位観測だけではなく速やかに異常水位を検知する必要があるのです。雨センサーとも呼ばれている電気機器は比較的安価に製造されている事もあって、軒並み需要が増えてきました。河川の水位変化といえばダム運営であったり自治体が管理する貯水池であったりするわけですが、電波で送られてきた警告によって水量を調節をする事によって、最小限に災害を抑える事が可能です。今後ますますニーズが高まっていく事が予想されるアイテムと言えるでしょう。

個人的に気象観測を希望する人のために国から出された気象観測の手引き書にもあるように、民間による気象観測を国も推奨していますが、それとは別に感雨計を手作りしてざっくりと気象観測を楽しむ人も増えています。光学式の高性能なものも開発されており、すばやく雨粒を検知して知らせる高機能なものも開発されています。



雨量計に適応



従来型の雨量計はビーカー計測でしたから、大雨洪水警報レベルの悪天候になると容量オーバーとなり、計測の継続が難しくなってしまう難点がありました。ただし、電気によらないものですから、停電時には大いに本領を発揮します。観測をしている方ならご周知の通り、今は転倒ますタイプによる気象観測が主流になっていますが、電気および電波が使えないと無用の産物になってしまいます。ビーカー観測だとどうしても目視になってしまいますし定時刻に人間が見に来なければならない不便さはありますが、万が一に備えて装備だけはしておきたいところです。

雨量計は降水量を量るものであり、メディアによる天気予報でも重要な位置を占めています。水が特有器具にたまってくると重みで器具が転倒し、電波でデータを発信するという機能を持つ電化式気象観測機器です。センサーすなわち感雨計と連動する事で、水位が上がった事を即時に通知してくれますから、より敏速にそして高機能に雨量計を活用する事ができます。

センサー付きですと若干割高になってしまう不便さがあるものの、精密な観測ができるためには価格以上の価値を認識しなければなりません。感雨計そのものは感雨センサーを基盤にした機能になっておりさほど大きい物ではありませんし、場所もとらないのであらゆるものに導入されています。霧や小さな雨粒にも反応して誤作動を起こしてしまいがちなのですが、改良も進んでいますから従来と違って使い勝手は悪くありません。積雪センサー機能を持つものも開発されていますから、季節ごとに使い分ける事も可能です。全国をネットワークでつないで、総合的な雨量計測をしていく試みも始まっています。

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