浮き玉を用いた使い勝手の良い水位計について

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浮き玉を用いた使い勝手の良い水位計について

地球環境のモニタリングの必要性



現在、地球環境の問題は世界全体で取り組まなければならない課題です。環境の悪化は地球規模で深刻化しています。そのために、各種計測装置を用いて地球環境のモニタリングを行うことの重要性が認識されるようになってきています。特に夏場の水量の管理は非常に重要なものになります。水が少なすぎても困ってしまいますし、逆に多すぎても水による被害の可能性を考えなくてはなりません。水がなくなってしまうと、多くの生命は死滅してしまいます。こうしたことからも、水は我々にとって貴重な資源と言えます。

毎日欠かさずに水の量をモニタリングするのが良い方法ではありますが、毎日水位を人間が測るのは大変な労力になります。そこで、最近よく用いられるようになってきているのが浮き玉式の水位計です。水に浮く浮き玉の位置をモニタリングすることによって水位を計測できますので、難しい事をせずに確実に水位を知ることができます。自動的に測定してくれる仕様のものをデータ記録装置につないでおけば、年単位での水位の変化を調べることも可能になります。データを読み取ることによって、季節ごとの水に関する様々な被害を予測することが可能になってくることが期待できます。

様々な水の温度条件であっても、水位を測定することが可能なタイプの装置も市販されていますので、温度などの条件を考慮しなくても正確な水位の測定が可能になってきます。水位と同様に水の水質管理を考えるのであれば、濁り具合、いわゆる濁度も非常に重要な測定ポイントになります。水位計とともに濁度計を併用して水の管理を行っていくこともしばしばです。



長期に亘って安定に使える仕様のもの



環境モニタリングをするために、水位計を導入する際に常に考えておかなくてはならないのが装置の安定性です。水位の測定は原則として外で行うことが多く、更には水の近くで測定を行いますので、機械の迅速な劣化の可能性が考えられます。ですから、通常のセンサーに比べて堅固さが要求されます。水位を測る方法としては、劣化の少ない浮き玉を用いた方式がおすすめになります。劣化もしにくいものですし、水にも強いので、簡単にそして安定して水位のモニターが可能になります。

また、戸外での測定の場合には電力供給を行うのが非常に難しい場合も多いので、低電力型のものや電池式のものがおすすめの仕様になります。海などで用いることを想定している場合には、海水にも対応可能な装置も市販されていますので、そちらを利用すると良いでしょう。その際に、例えばチタン製のものであれば、海の中でも安心して使用することが可能です。

データ記録装置は比較的大型であるものが多いので、集積したデータはSDカードなどで持ち運び可能な仕様のものを選んで導入するといいでしょう。記録装置の設定はパソコンなどで簡単に行うことができるようになっています。データ記録装置は、雨水などによる浸水を防止するために、防水ケースに入れて使用すると安心して使用することが出来ます。実際にどのように戸外に設置するのが良いのかわからない場合には、ノウハウを持ったメーカーに相談してみるといいでしょう。そのアドバイスに従えば、最適な状態での水位の測定が可能になります。



投げ込み式がお勧め



水位を測定するやり方にはいろいろなものがあります。ある測定法は、熟練が必要になってくるような場合もありますので、導入してすぐに水位を正確に測定することができないことも考えられます。一方で、浮き玉をもちいた投げ込み式の水位計であれば、水の中に装置を入れるだけで簡単に水位をモニターが出来ることで多くの方がこの方法を用いています。外気温の補正効果もありますので、かなり正確に水位を測定可能になります。しかも、浮き玉式のものであれば、水が濁っていたりしても、それに阻害されることなく水位を正確に測ることが可能になるメリットもあります。さらには、井戸のような人が入り込むのが難しいような場所であっても簡単に投げ込むだけで水位を測定できるというメリットもあります。

水の中に装置を投げ入れるだけですので、それによって水質が悪化することもありません。そのため、環境に優しい水位の測定ということになると言えるでしょう。環境のモニタリングをするときに、なんと言っても重要なのは環境へのやさしさということになりますので、水位計を導入する際には浮き玉を用いた投げ込み式のものを導入するケースが多くなっています。機器の導入を始めて行う際には、メーカーの問い合わせサイトなどを活用して、自分が測定したい環境に一番マッチしたものを推奨してもらうといいでしょう。

水位計から得られた経時的な大容量の水位の変化をモニターし、それを解析することによって、持続可能な地球環境の維持をどのように行っていくのかについて考えていくこともとても重要な責務になってくるでしょう。

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