雨量計はどのようにして雨量を測ることができるのか

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雨量計はどのようにして雨量を測ることができるのか


雨量計の仕組みは?



雨の量を量ることができる機器として知られるのが、雨量計です。気象観測機器の一つとして重宝されており、様々な機関で導入がされているでしょう。雨量計はどのようにして雨量を測ることができるのか、ここで簡単にその仕組みについて説明します。雨量計は主に3つの測定方法に分けられており、貯水型、ます型、レーダー型があります。それぞれ雨量を図る仕組みが異なり、それぞれに、メリットデメリットがあります。

まず簡易的な雨量を測ることができる貯水型の場合ですが、機器の内部に雨を貯めていき、溜まった雨量を数値化することができるというタイプです。自記タイプ、指示タイプの主に2つに分かれています。指示タイプの場合、測定器の限界量を超えたら測定ができなくなるため、近くに人が居ないと正しいデータが量れません。反対に自記タイプの場合は、一定量まで貯まったら自動的に排水が可能で、無人による連続観測が可能として知られています。

次に、非常に利用者の多いタイプであるます型です。こちらのタイプは、一定量が計測器の上部に溜まったら、もう一つの計測器に排水され、シーソーのように回転することで、計測を行って行きます。無人での利用ももちろん可能で、一時間当たりにどれくらいの回転をしているのかで、簡単に数値化できる事が特徴です。

そして、レーダーのタイプです。こちらはより正確に、より確実なデータを欲しいという企業に重宝されており、レーダーを利用して、降水量を把握することが可能です。広範囲の雨量を測定することも可能で、ある程度の誤差が出ることはあるものの、他の計測器と合わせて使うことで、より正確なデータを算出することができると言われています。



雨量を正確に測るポイント



雨量を正確に測るためには、雨量計を正しく利用する事が重要です。雨量計を利用する際には、タイプ別に合わせた利用方法を用いましょう。特に利用者の多います型の場合ですが、以下のようなポイントに注意してください。まず、平行で、真っ直ぐな場所に設置をすることが大切です。設置の際に既に傾いていると、正確なデータを採取できず、通常に機能しなくなる可能性があります。正しく機能をしないと、ます型の場合はデータが全く取れなくなると言っても過言ではありませんので、十分注意をしましょう。

次に、雨がしっかりと入ってくる場所に置くということです。屋根の下や木の下などですと、十分な雨を採取できず、正しい量が測定できません。ます型の場合は特に、一定雨量が溜まらないと回転せず、データ上では全く雨が降っていないことになりますので、注意をしましょう。実際に雨が降る場所を確認して、雨が最も入ってくるような場所を見極めることが重要です。屋上など、遮る物が無いような場所に設置をするのがベストでしょう。

そして、利用する商品に合わせた使い方をするということです。これはます型に限ったことではありませんが、利用方法を間違えると、どのようなタイプも正しくデータを測定することができません。いざという時にデータを観測することができなくなりますので、予め説明書などをよく読み、理解した上で商品を設置していきましょう。計測器によっては、同じタイプでも利用方法が異なる場合もありますので注意が必要です。正しいデータを計測するためにも、事前確認が重要となるでしょう。



仕組みを理解した上で設置しましょう



このように雨量計は、利用するタイプによって、仕組みが全く異なります。雨量を測る方法もそれぞれの商品で全く異なりますので、事前に確認をした上で、設置をするように心がけましょう。まず人気が高います型の場合ですが、回転方式でデータ測定をする必要がありますので、しっかりと回転することができる、安定した場所に設置をすることが重要になります。設置する場所を間違えると、仕組みが作動せず、測定結果が正常では無くなってしまいます。設置場所に気をつけると同時に、定期的にメンテナンスを行い、正常に作動しているかどうかを確認することも重要です。点検の際には、実際にシャワーなどを使って、雨に見立てて計測を行うと良いでしょう。

次に、簡易計測器の場合ですが、こちらは有人タイプなのか無人タイプなのかによっても仕組みが異なりますので、購入の際に注意をしましょう。有人の場合は、誰がチェックをしておくのか決めなければいけませんので、予め相談しておいて、トラブルにならないようにして下さい。無人タイプの場合も、定期的に点検をすることが大切ですので、ます型のように、しっかりと確認をしましょう。こちらの機器は簡易的な仕組みだからこそ、定期的に確認をして、正常に作動しているかどうかを確かめることが重要です。

そしてレーダータイプの場合ですが、こちらは基本的に、設置をすればそのままでも構わないとされている事が多いです。機器によっても異なりますが、高いテクノロジーが搭載されていますので、設置場所さえ間違えなければ、安心して利用が可能です。

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